錦町の戸建賃貸住宅

どこか昭和の雰囲気を色濃く残す線路沿いの一軒家。機能回復と耐用年数向上も必要とされる賃貸物件ならではの実情を加味した設計。採光性に乏しく湿気が篭りがちだった一階は大きな吹き抜けによって二階と繋がり、空気の循環性も高めた明るく開放的な空間とした。また、限られた予算内で屋根防水及び外壁修繕、調湿防臭効果のある漆喰材による内壁塗り仕上げや床断熱材の充填等による建物としての性能向上も重視。オーナーの意向により、入居者自身でのDIYカスタマイズが可能な賃貸物件となっており、それを踏まえ各所に「余白」を配した自由度の高い仕上がりとした。

 

設計・施工:株式会社マルアール
所在:山形市錦町
空間用途:賃貸住宅
築年数:不明
延床面積:1階24.84㎡ / 2階24.84㎡
構造:木造2階建